2009年01月15日

ポゼッションサッカーの意味するもの

高校サッカー選手権で優勝した広島皆実の監督が、「いかに鹿児島城西が攻撃力があるとは言っても、こちらがポゼッションすれば攻められない」みたいなコトをコメントしていたという。
決勝を控えた時点でのハナシで、実際の試合展開は目論見通りにはいかなかったのだが。

最近になってこうした考え方をちょくちょく目にすることが増えてきた。
ポゼッションしている限りは点は取られないと。

以前は、ボールをキープしているだけでは「ボールを持たされていますねぇ。攻め疲れたところでカウンターを浴びると危ないですよ」みたいに評されることが多かった。
ところが、オシムさんが代表監督やってた頃から若干ニュアンスが変わってきた。
アジア勢(トップクラスは別だけど)相手なら、カウンターを浴びるリスクより、相手を消耗させるメリットの
ほうが大きい、つまりポゼッションでOKみたいな感じになってきた。
そこへガンバ大阪サッカーの躍進と、それを「日本の目指すべきスタイル」みたいなオシム発言が輪をかけた。

個人として、組織としてのボールポゼッション能力の高さは、日本はおそらく世界有数。
崩せなくてもボールキープだけはいつまでだってできますよと。
どうせフィジカルなぶつかり合いでは劣勢なんだったら、ポゼッション能力を守りに使おうという発想は理にかなっている。
攻めあぐねるのではなく、攻め急がず、ボールキープすることで失点のリスクをコントロールしよう。守りに回って体力を消耗することを避けよう。

「0対0で良いのならイタリアの選手はいつまでだって守り続けられる」というのはカテナチオの伝統を評したフレーズだが、「0対0で良いのなら日本の選手はいつまでだってボールを回し続けられる」というのは案外日本サッカーのユニークさを誇るフレーズになりえるかもしれない。■
posted by 羽後 燦樹 at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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